どのぐらいの期間があれば、着物を着られるようになりますか?
本日のご質問です。
どのぐらいの期間があれば、着物を着られるようになりますか?
着付け教室に来られる方に、とてもよく聞かれる質問です。
こればかりは個人差があるため、日数、月数などをはっきり答えることは、難しいですね。
着物の着方は、手順と動作、この2つを覚える必要があります。
手順を覚えるのはそんなに時間はかからないと思います。
動作については、ストレッチ体操とおなじで身体の硬い人、柔軟な人で違いが出てきます。
四十肩、五十肩の人には辛い動作もありますね。
不器用な人と器用な人でも、差が出てくるでしょう。
期間はともかく、練習すればどなたでも着られるようになります。
練習のコツ
ひとつひとつの工程を、丁寧に行うことが、綺麗に早く着ることにつながります。
丁寧にとは、「シワを伸ばし、空気を抜く、布目を通す」ことです。
丁寧に着ていれば、着崩れも防げます。
これがきちんと出来ているかいないか?によって、着方を習得する日数に差が出ます。
しっかり意識することを心がけてくださいね。
意識していないと、同じことを何度聞いても、右の耳から左の耳に素通りです。
意識してはじめて脳にインプットされます。
シンクロと同じですね。
京都へ行こう・・・と思ったら京都の情報が入ってきた そんな感じです。
「ここを綺麗にしたい」と思った時、指導者から言われていることが理解できるのです。
着付の本を持っている方は、写真だけでなく、小さな文字も読むといいですね。
今の本は本当に詳しく書いてあります。
声を出して読んでみましょう。
最初は読んでもわからないことが多いかも知れません。
でも読んほしいのです。
こうすることで脳に伝わりインプットされます。
インプットされたものは身体が覚えます。
「身体が覚える」「身体が覚えれば自然に手が動き着られるようになる」
と言われますが、脳が覚えるから自然と身体が動くのです。
意識することを早く始めた人が、早く綺麗に着られるようになります。
着終わったあとに綺麗に直そうと思う方多いですが、それは違います。
あとからでは綺麗に直せないのです。
はじめから綺麗に着ることが、大切です。
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