着物が着くずれしない方法はありますか?
本日のご質問です。
着物が着くずれしない方法はありますか?
まず、着物はなぜ着くずれしてしまうのでしょうか。
それは、着物が直線で平面的にできているからです。
にもかからず、立体的で丸みのある身体を包みこむために、どうしても着くずれしてしまいます。
ですから、着くずれしないではなく、着くずれを最小限におさえる方法と、着くずれを直す方法を知ることが大切です。
今回は、着くずれをできるだけ防止する3つの方法をお伝えします。
着くずれを最小限におさえるには? その1「補正」
まずは補正です。
「補整は必要ですか?」とよく聞かれます。
もちろん必要ですよ。着くずれしないためにね。
痩せている方でもふくよかな方でも 身体に凸凹があります。
それを補正して筒型にすることで、身体が直線的になり、着物に添ってきます。
そうすることで、着くずれの防止ができます。
着くずれを最小限におさえるには? その2「寸法」
着物は、自分のサイズで仕立てたものを着ることが1番です。
自分のサイズにあったものでしたら、胸元がたるめばおはしょりを引けばいい。
後姿から八掛けがちらりと見えて色っぽい。
着くずれすることなく自分の身体に添ってくれます。
着物をレンタルする方、リサイクルショップを利用する方だいぶ多くなってきましたね。
その時でも、できるだけ自分の身体のサイズにあったものを選んでください。
柄だけでなく寸法も重視です!
着くずれを最小限におさえるには? その3「動作」
着物を着ると小股になる・・といわれますが、やはり大股で歩くと着くずれのもとになります。
ヘアスタイルが気になり、髪を触っている方 (特に成人式で見られるお嬢様のしぐさ)手を上にあげる動作も着くずれのもと。
現代の街並みでは、着物で歩くには少々不便ではありますが、がんばっておしとやかに歩く、脇を締めた動作を心掛けてくださいね。
着物になれている人は 自然と着くずれを直す動作・しぐさをしています。
まったく着くずれをしない・・ということはありません。